《木材不足の最新情報》小中規模の住宅会社はどんな対策が必要か?

こんにちは皆さん。

注文住宅の営業マンを12年ほど続けた後、Web集客に特化した注文住宅会社専門ホームページ制作をしているタニカズアキです。

2021年5月末日時点で、木材不足が解消されるという希望的な情報は、残念ながら入ってきておりません。この記事を読んでいる住宅業界関係者の皆さんなら頭を抱えているところでしょう。しかし、政府による対策は後手に回っているようで、未だに解決に向けた具体策は示されていないようです。

僕がWebマーケティングを担当している住宅会社「かなう家」でも、いよいよ見積もりの値上げに踏み切りました。構造はツーバイフォーですので、多くの木材を使います。

それなら鉄骨系の住宅会社は問題ないだろう・・と思っていたところ、鉄骨資材も価格が暴騰しており、新型コロナウイルスの収束も含めて、業界全体が今後の見通しが立たず、出口が見えない状況です。

今回すべての住宅業者が同じネガティブ要素を抱えることになっているのです。

輸入木材不足は、企業の努力では解決できない事態。

ラーメンを作りたくても小麦粉がない。

おにぎりを作りたくても米がない。

ガンプラを作りたくても玩具屋に売ってない・・

そんな状況と同じように今の住宅業界は、木材不足と資材の高騰の話題でもちきりとなっています。需要が大きく、供給が少なくなれば価格が上がるのは当然の結果です。

今回の木材不足の原因は、、

・パンデミックによって在宅率が増え、景気が回復しているアメリカと、同じく新型コロナウイルスの蔓延が減少した中国で、新築需要が激増している。

・木材を運ぶ船輸送用コンテナをアメリカと中国が独占し、日本へ運ぶための運搬手段が航空便になっている。

と言われています。

想像をすれば、中間業者が便乗値上げをしているのは間違いなのないところで、この火事場泥棒め!と言いたくなるような人々の懐が潤い、末端にある住宅会社と消費者がその煽りを食っている・・ということでしょう。

 

今回のパンデミック初期に店頭からマスクやティッシュペーパーがなくなったことで、大儲けをした人たちがいるように、このような事態の時は、必ず見えないところで価格を操作したり、横流しをしている人がいるのです。4月には林野庁から大手住宅会社に買い占めを控えるように通達を出した、そんな話も聞きますが、資本を持っている業者が大量に買い付けて、潤沢な在庫を確保するのは、どの業界でもありがちな話じゃありませんか。

 

そんな余談はさておき、

僕たち住宅業界、特に中小の住宅会社は、この危機を乗り越えていかなくてはなりません。

現時点で、目に立つような買い控えは起きておりませんが、この先、ウッドショックの情報がユーザーにも広がることがあれば、家を作るタイミングを見計らうのは必然です。

商品価値を高める以外に危機脱出の方法はない。

今回のウッドショック(+パンデミック)のような想定外の出来事が起きた時、企業として問われるのは「柔軟性」です。コントロールできない外的要因である木材不足は、今後の予想を立てる場合「最悪の事態」を想定することをお勧めします。

その上で楽観する・・

「最悪を想定して楽観する」

これは船井総研のトップコンサルタント五十棲氏の教えでもあります。

最悪を想定した場合、①輸入木材がいっさい入ってことない。②輸入材同様、価格が高騰している国産材にシフトする。③新築住宅施工を辞めて、リフォーム会社にシフトする・・などが想定されます。

木材不足が今後もつづいた場合、見積もりの値上げを余儀なくされます。それでも、お客様に契約をしていただくには、価格以上の価値を提供する以外に方法はありません。つまり、木材高騰の分だけ価格を上げた時、例えば100万円見積もりが高くなった時・・現在提供している商品とサービスのままではお客様が契約に二の足を踏むことは簡単に想像できます。

絶対にやってはいけないこと。

それが、契約欲しさに見積もり値上げの分を手っ取り早く利益を削ることです。

安易な値引きは、自分の首をしめるだけでなく、業界全体の足をひっぱることになります。すでに住宅業界、特に大手メーカーは値引きをすることを当然のように前提にした商いをしています。お客さんも値引きを持ちかけて当然・・安くしてもらうのが当たり前な風潮ができあがっているのが住宅業界です。

ピンチの時こそチャンスである、これは真実です。

しかし、ピンチを乗り越えるための決断と行動力は必要です。

どうにもならない外的要因によって降りかかった危機は、柔軟に変化することで乗り切っていくしかありません。恐竜が絶滅した原因は危機に対応できず変化できなかったからです。変化できないものが滅びてしまうのが、この世界のルールです。

今回のウッドショックとパンデミックによって、おそらく業界が淘汰されるでしょう。

 

生き残って、さらに上を目指す!

という強い決意が今こそ必要です。