住宅会社はホームページからの集客が厳しくなっている現実。

アメリカの大統領選挙が終わって(2020年11月18日時点でまだ決まっていない)、これから先の未来、さらに世界が混迷する状況になってきましたね。

僕(@ka_zz)個人的には、今回の大統領選挙は日本の住宅業界にもモロに影響がくる、と思っておりまして、今後の展開に注目していきたいです。おそらく、世界があっと驚くことがこれから始まるのではないでしょうか。

さて、今回のテーマは「住宅会社がホームページで集客する」ことについてお話します。

結論から先に言えば、ホームページを作っただけでは、ほぼ集客(問合せ・来店・資料請求など)は不可能です。

ホームページだけで集客をしようと思っても、見込み客となるユーザーは、パソコン離れ、もっと言えばGoogle検索離れが加速しているからです。

ユーザーが住宅会社のホームページを見なくなっている2つ理由。

住宅業界に長年携わってきて、集客の難しさをつねづね実感しています。

僕が住宅会社(ツーバイフォーの注文住宅)でキャリアをスタートさせた1997年当時は、まだインターネットが出始めの頃でした。なので、集客の手段は新聞社が主催していた住宅総合展示場でした。完成現場の見学会の時だけ、新聞に折り込み広告を入れます。

それから、住宅雑誌に掲載してそこからの資料請求もぼちぼちありました。

これを読んでいる皆さんで、総合展示場でのお仕事の経験がある方なら、痛感していると思いますが、お客さんが来ても相見積もりが前提のお客さんがほとんどで、それはつまり駆け引きと値引きの心を擦り減らす世界です。

そんな中、月末の営業会議で上司から文句を言われないように、お客様の取り合いをしているのが実情でした。(中には一発で展示場を気に入っていただき御指名してくれる天使のようなお客様もいましたが)

時代は流れ、インターネットが普及してくるとどこの会社もホームページを持つようになります。

SEO対策をしている会社なら、ホームページからの問い合わせや来客が見込めました。

そんな時代も過ぎて・・2020年現在は、ユーザーが見なくなっているのです。

 

①ユーザーはSNSで住宅会社の情報を集めている。

スマートフォンが普及して、SNSが情報のハブとなっている現在。

電車に乗れば一目瞭然で、ほとんどの人がスマホをいじっています。本、ゲーム、新聞、雑誌、音楽、映画、テレビ、メール・・など、僕たちに必要な情報のやり取りは、すべてスマホで用が足りるようになりました。

スマホには人それぞれ必要なアプリが入っています。

無数にあるアプリですが、日本でいちばん(時間・回数とも)使われているのがLINEです。

そしてユーザーが情報を検索するのがインスタグラムとツイッターです。

パソコンユーザーは依然Googlleで検索をしますが、スマホユーザーはSNSを使って必要な情報を手に入れているのです。僕自身がGoogleの広告を活用して収益を自分のWebメディアから得ているので分かることですが、Google検索に掲載されている広告の単価が年々落ちています。

つまり、企業はGoogle検索ではなく、Youtubeやインスタグラムなど、SNSに広告を出すようになっています。そのことからもGoogle検索からのホームページの閲覧数は落ちており、SNSからの流入があがっています。

②住宅を新築する人たちはリアルな情報を求めている。

住宅会社のホームページ、カタログ、CM、雑誌、展示場、広告はイメージを良くするため、印象を良くするための作り物であると消費者は気づいています。

たしかに、それらは消費者に夢を与えるためのモノや演出ではありますが・・

多くの大手住宅メーカーは夢と現実がかけ離れた商品を提供している言わざるを得ません。

個人が情報を手軽に発信し、それを手のひらの中で見ることができるSNSが普及した現在、企業のCMはハリボテであることを消費者はさとり、代わりに本物(リアル)の情報を求めるようになりました。

さらに言えば、SNSですら信頼性を失おうとしている時代に突入しています。

企業側からすれば、嘘がすぐにバレる時代と言ってもいいでしょうし、逆に素晴らしいモノは称賛が広がる時代なのです。

ホームページの役割が以前とは大きく変わっています。

そのことを理解していない住宅会社は、時代に完全に取り残され、数少ない顧客を取り合うラットレースから抜け出せずに、苦しい経営がつづきます。

住宅会社はホームページの役割を再定義する必要がある。

SNSの普及によって、ホームページの信頼性が低下している現在、ホームページが不要なのでしょうか?と問われれば、全く逆の回答となります。SNSが幅を効かせているからこそホームページの重要性が高まっています。

ただし、旧時代のホームページやカタログのように、なんとなく良い写真を掲載して、なんとなく良い感じのキャッチコピーを載せて、それなりのブログを書く程度のホームページは、良質なユーザーから相手にされなくなります。

「ホームページの役割の再定義」

キーワードは、“信頼性”と”感情の表現”です。

なんとなく良い感じのWebカタログと、なんとなく良い感じの情報配信が既存のホームページでした。しかし、それを求めているユーザーが、仮に見込み客になったとしても、消耗が激しいラットレースから抜け出せることは不可能です。

最高に良いお客様とご縁を結ぶツール、それがホームページであり、Web集客の目的です。

次の記事で、具体的な方法を書いていきます。

 

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