その他大勢のよくあるホームページから脱却するためには?①

2020年の夏、早朝ジョギングによって-7kgの減量に成功したものの、2021年冬に食べ過ぎによってすっかり元に戻ってしまった住宅会社専門Webディレクターのタニカズアキ(@ka_zz)です、ごきげんよう。

前の記事にも書きましたが、木材不足による住宅資材の高騰、予断が許さない状況です。

しかし、そんな時こそ今できることに集中して、淡々とタスクをこなしていくしかありません。というわけで、住宅会社のホームページで最も大切な要素を今日はお伝えさせていただきます。

 

人は一瞬でホームページの良し悪しを判断する生き物。

Webディレクターという仕事は、単なるホームページ制作ではなく、そのホームページによって得たい結果を得るための仕組みを作ることを目的にしています。住宅会社のホームページであれば当然ながら”集客”となります。しかし、ただアクセス数を伸ばして問い合わせなどの反響を増やしたところで、さほど意味はありません。

総合展示場での住宅営業マン時代に話はさかのぼると・・

平日でも休日でも展示場で待っていれば、お客さまが見学に来てくださいます。しかし、大多数のお客さんが他のハウスメーカーでも検討しており、心のシャッターを下ろしたまま、展示場をフラフラして帰っていきます。その度に、繊細なハートの持ち主である僕は、傷ついたわけです。

当然、なかには心のシャッターをあけてくれる素敵なお客様もいましたが、稀です。

ホームページも総合展示場のように、あちこちを見て辿り着きます。

そこで大事なのが、お客さまの”心のシャッター”を開けるためのカギとなる”感情の変化”が必要となるのです。

感情の変化」はとても大事なキーワードですので憶えておいてください。

感情の変化を具体的に説明すると「おおおお!」「うわああ!」という感情の高まりを言います。心理学では、御社のホームページを初めて見た時に、人間は0.1〜0.2秒でその住宅会社が自分にとって得をするのか?どうでもいいのか?を判断すると言われています。

つまり、パソコンやスマホで御社のホームページを開いたその瞬間(0.1〜0.2秒)に勝負は決するわけです。

目に入った写真、キャッチコピーはもちろんのこと、フォント(文字の形)や文字の間隔から、見た人の感覚が働き、続きを見ようか、それともページを離脱しようか判断をします。

それは、僕たちが異性を判別する時も同じ感覚を使っていますので、一種の嗅覚でもあり、誰もが同じように持ち合わせているものです。

圧倒的な独自性を確立するという決意から始まる。

ココロがすり減り、利益もすり減るだけの不毛な値引きと、お客さんの予算に合わないため単価を上げられない原因は2つあります。

①独自性がないためにその他大勢のひとつになっている。
②商品価値を高める要素と付加価値が足りていない。

上記の問題を抱えている住宅会社は全体の9割以上に登ります。

住宅関連の雑誌(都道府県単位で出版しているローカルな住宅会社を紹介しているもの)をパラパラとめくれば一目瞭然。どの会社もそこそこのデザイン、そこそこの性能、そこそこの個性しかありません。実際、僕(@ka_zz)自身も、その他大勢に分類される会社で営業をして相当苦労をしてきました。

その結果、どの会社もそこそこの受注棟数でそこそこの利益しかあがっていないのが実情です。アウトスタンディング(圧倒的にズバ抜けている)レベルの商品価値を提供している会社だけが、潤沢な利益を残すことになります。

もし、この記事を読んでいる皆さんの会社が”その他大勢“のカテゴリーに甘んじていて、もっと上を目指したいのであれば、今すぐ、アウトスタンディングレベルに価値を高める!と決意しなければなりません。

とはいえ、数ある住宅会社のなかで圧倒的な個性と独自性を打ち出すには、それなりの投資と手間暇が必要となります。しかし、現状を脱却したいのであれば、思い切って取り組むべきでしょう。

 

ホームページで自社の圧倒的な独自性と商品価値を表現するには・・

①自社の現状を正確に認識して否定する(→現状に甘んじない)
②自社商品を再構築すると強く決意する(→具体的方法は考えなくてよし)

この2ステップを実践する必要があります。

 

ということで、次回は「圧倒的な商品価値を生み出す方法」を書いていきます。

お楽しみに!

 

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